ぐだぐださっかーぶろぐ

サッカー関連の事をゆるーく・ぐだぐだっと取り上げていきます。リラックスして読める記事を目指していきます。

日本代表の資金と資金難の代表との親善試合

珍しく真面目な文章となりました。少々長いですがお付き合いいただければ幸いです。

 

先日のリオ五輪ではナイジェリア代表が資金難でとんでもないことになっていましたね。ナイジェリアサッカー協会から監督への給料未払い+選手への給料一部未払い。ナイジェリアスポーツ庁から代表の滞在費や移動費の未払いという資金難あるあるのオンパレードになっていました。主将のミケルが肩代わりしているなんて話もありましたが最終的には高須クリニック院長の高須克弥氏の個人的な資金提供により解消。奮起したナイジェリア代表は準決勝のドイツ代表には勝てませんでしたが3位決定戦で見事に勝利し3位、銅メダル獲得に至っています。

高須氏の援助額はおおよそ2000万円ほど。それにプラスで銅メダル獲得ボーナスとして1人ずつに100万円が手渡された模様です。個人的に渡したかった高須氏に対し政府としての面子を保ちたいナイジェリア側の意向を汲み取って援助金は高須氏から政府関係者に直接手渡され今度は政府関係者から同室で待機していた選手たちに手渡されるという段階を取り、最低限の面子を保った形になっていました(最早保ててはいないが・・・)

 

と、このように援助で解決するという例は稀ではありますが無いこともありません。

アフリカの国ではプロとなり活躍した選手が自分の国の代表に支援したり学校まで建てたりしています。コートジボワールドログバ選手は自分で基金を設立し代表の他にも難民や子供に支援しているようです。

 

我々の日本の場合は違います。と言っても全てが違うわけではありません。皆様ご存知のキリングループさんがオフィシャルスポンサーとなり年間25億円ほど支援を行っているようです。他にもスポンサーとして援助をし試合時に広告掲載などを行っている企業も多く見られます。ファミリーマートでは日本代表のユニフォームを着て営業している店舗もありますよね。日本の場合は個人の支援ではなく、企業からの支援が潤沢でなおかつライセンス料も莫大であるのです。また日本代表は国内人気も高く国内で試合をすればまず設けが出ると言っても過言ではありません。日本代表の収入の内訳ですがスポンサーからの収益やゲームやグッズのライセンス料で50億円ほど、試合の入場料やTVの放映権料(A代表の試合の放映権料は1試合で1億5000万ともいわれています)で40億円ほど、代表以外の競技会開催における収入(天皇杯に関するものや育成大会など)が20億円ほど、最後に指導者ライセンスや教本の販売で10億円とものすごい数字の金額を得ていることがわかります。

しかし、アレだけの選手やスタッフが行動をともにし海外に滞在するとなればかなりの金額が必要です。1週間海外遠征をすると5000万円ほどかかるなんて話も。現に南アW杯のときの日本代表は赤字でした。しかしまぁこれだけの収入がアレば問題ないでしょう。最近の日本代表は若干停滞気味ですが人気はまだまだ続きそうですから。1試合で億単位の純益を出していることは間違いなさそうです。

 

日本代表はなにかと親善試合を国内で行います。これまたキリン様の協賛で。サポーターは生で観る機会ができて嬉しい半面アウェイで経験を積ませろなんて方もいらっしゃいます。が、私としては普段違うチームに居るメンバーが代表としてまとまるために行っている試合ということで別にアウェイにこだわる必要はないかと思います。代表戦前の合宿だけでは足りないですからね。もちろん本戦ではアウェイもあるので慣れていかなきゃいけないのもわかります。皆さんの記憶にある中でも何試合かアウェイの親善試合もあったと思います。また、サポーターの中には格上の欧州と試合をしろなんて言いますが厳しい話です。欧州各国代表には格下の日本代表とやったところであまり経験にもなりません。そこでお金を積んでなんとかこぎつけるなんてこともありましたが。

どうせだったら国内でやればいいじゃないですか。2013年と14年には連続して国内で格上とやりましたよね?そう、ウルグアイ代表と試合をしました。格上の代表と試合が決まっても主力が来なかったりなんてことも多々ありましたがウルグアイは違いました。怪我の選手を除いて2試合とも主力が来日していました。今や世界でもTOPクラスのスアレスカバーニに南アW杯MVPのフォルランといった錚々たるアタッカーやカセレスヒメネスやゴディンといった南米系の機敏で高く硬いDF陣を引っさげての親善試合でした。どちらも日本代表は敗れ世界との壁を経験するいい機会になっていたのではないでしょうか。しかし、格上のウルグアイ相手になぜ試合ができたのか・・・

1 ウルグアイがちょうど財政難だった

2 日本代表サポーターから格上と試合をしてほしいとの意見が多かった

3 代表が今後世界で戦っていくために自分たちの実力を知る上でちょうどいい相手だった

という3つがうまく重なっていたとも思います。また、格上相手の試合は当時就任直後のアギーレ監督の手腕を確かめるにはちょうどよかったのかなと思います。財政難だったウルグアイは必死で選手を招集し主力を集めファイトマネーをたんまり受け取っていたのだと思います。どのような理由であれ格上の代表国が主力を集めてきてくれればありがたい話です。

 

日本がやりたがっているタイプのチームはたくさんあります。アジアでは対戦できない速いチームや身体の強いチームなど。その中にも資金難で困っている代表はたくさんあるでしょう。アフリカ諸国や南米など。資金豊かな日本代表はうまくその中から対戦するチームを選んで試合を組んでほしいですね。資金が豊かでサッカーの人気を確立した代表国が支援ではないにしろ資金を捻出するいい機会をそのような国に与えつつ自分たちもアジアでは得難い経験を積むというのはどちらにとっても良いことだと思います。

ただ、日本サッカー協会としては相手国のネームバリューに少しこだわっているのかなと思います。そこを考えるとアフリカの選手は実力が十分でも海外サッカーを見る人にしか知られていていない選手も多くいます。そのような選手を擁する代表ともっと積極的に試合をしていければいいと思っています。こちら側が得る経験としてはほとんど変わりませんからね。

 

上記のようなズレがあるのは確かです。が、両者の思惑をうまく綺麗にまとめて今後もいい親善試合が行われてサムライブルーが成長すること・サポーターが楽しめること・そして資金難で苦しむ代表の手助けになれば良いのかなと思います。